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こんにちは!メンタルコーチの清瀬淳です!
潜在意識や潜在能力という言葉を どこかで聞いたことがありますでしょうか。
聞いたことある人もない人にも簡単に説明していきます。
潜在意識とは、一言で説明すると 「認知できない意識」のことです。
過去の経験や体験をもとに 無意識のうちに蓄積された
価値観や習慣、思い込みなどによって 形成される思考パターンと言われています。
この潜在意識は、 意識全体の90%以上を占めるとされていて、
あなたの思考、選択、行動、ひらめき、直感
に大きな影響を与えます。
人生が上手くいく人、いかない人の違いは その潜在意識にどの様な思考パターンや セルフイメージを持っているかで大きく変わります。
自分の潜在意識の傾向や思考パターンを知ることで
今よりも、より良い環境を作りだし、 叶えたい目標の達成や 自分自身を変えることが出来る様になります。
潜在意識というワードを調べていくと引き寄せの法則に行き当たる方が多いと思います。
そして引き寄せの法則や潜在意識の法則を学んでも、叶ったのはネガティブな引き寄せだけ…。
お金や恋愛、復縁、仕事の成功など引き寄せたいと思っても全く逆を引き寄せる。
何か上手くいかない…
何か満たされない…
気が付くとまた以前の習慣に戻ってしまう…。
これらの悩みは潜在意識が大きく関係している可能性が高いです。
この記事を通して「潜在意識」をより詳しく知って あなたの生活にお役立てください。
顕在意識
顕在意識は、私たちが日常的に意識して使っている心の部分で、意識的な思考や意志決定を担っています。
例えば、「今日の夕食に何を作ろうか」
「仕事の後にジムに行こう」といった計画や、
日々の意識的な選択は顕在意識の働きによるものです。
この意識の層は、私たちが自分の意志でコントロールできる比較的小さな部分であり、
全心理活動の約3%から10%を占めると言われています。
潜在意識
一方で、潜在意識は私たちの意識下に存在し、
自覚されていない心の動きを指します。
これには過去の経験、深い感情、学習された信念や
価値観が含まれ、私たちの行動や反応に
無意識のうちに大きな影響を与えています。
潜在意識は全心理活動の大部分、約90%から97%を占めており、氷山の一角のように顕在意識の下に広がる広大な領域です。
フロイトは潜在意識の重要性を初めて明らかにし、
無意識の中に抑圧された欲望やトラウマが
私たちの行動や精神状態にどのように影響を及ぼしているかを
解明しました。
また、カール・ユングは個人的無意識だけでなく、
人類共通の象徴やアーキタイプを含む
集合的無意識の概念を提唱しました。
これにより、無意識の研究は個人の経験を超えた、
より広範な文化的、普遍的な次元へと拡がりました。
私たちの生活の中で、無意識的なストレスの蓄積や、
ある特定の行動パターンを繰り返すことは、
潜在意識が強く影響しています。
潜在意識は幼少期の経験や過去の出来事によって形成され、
これがポジティブな経験やネガティブなトラウマとして、
私たちの行動や人間関係、さらには金銭感覚にまで影響を及ぼすことがあります。
何かを変えたいと願うとき、
その鍵は潜在意識の理解にあります。
自分の潜在意識を深く探ることで、
根底にある信念や価値観を明らかにし、
それをより建設的でポジティブなものへと変えていくことが、
自己成長や問題解決につながります。
ではここからは引き寄せの法則のお話を。
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
引き寄せの法則とは、強く願ったり、信じたものは叶いやすい、実現しやすく、反対にネガティブな思考でいるとマイナスなものを引き寄せやすい、というもの。
引き寄せの法則についての理解を深めるために、
科学的な観点からいくつかのエビデンスと
考え方を取り入れていきます。
引き寄せの法則は、ポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を引き寄せる、という概念に基づいています。
この法則の背後にある心理的メカニズムの一つとして「カラーバス効果」が挙げられます。
これは、特定のことを意識し始めたときに、その対象が周りに増えたように感じる現象を指し、例えば「赤いものを見つけよう」と意識すると、赤いものが目につきやすくなるというものです。
また、脳の網様体賦活系(RAS)は、
情報フィルターの役割を果たし、
私たちが必要と意識している情報だけを選択的に認識させる
機能を持っています。
この機能により、ポジティブなものを意識し続けるとこれに関連する情報や機会が目に付きやすくなります。
さらに、プラシーボ効果は「思い込みが現実を作る」という引き寄せの法則と関連が深く、単なる思い込みが物理的な変化をもたらすことが科学的に証明されています。
例えば、パッケージに書かれたラベルだけで味覚が変わる、という実験もあり、この効果は引き寄せの法則において、思い込みや信念が現実に影響を与えることを示唆しています。
そして引き寄せの法則を成功させる鍵は「潜在意識」にあり、私たちの潜在意識の中には自分では気づいていない多くのネガティブな信念が存在することがあります。
いくら頭(顕在意識)でポジティブな理想を思い描いても潜在意識がそれをネガティブに感じ拒否していたら…
これが引き寄せが叶わない要因のひとつです。
けれど意識して口癖や習慣を変えることは潜在意識に届き、
それは科学的にも正しいとされています。
意識して自分の言葉や考え方に注意を払うことが重要であり、これは引き寄せの法則を実践する上での基本とも言えます。
これらの科学的視点を取り入れることで、引き寄せの法則に関する理解を深め、より具体的で実践的な方法でこの法則を活用することが可能になります。
ここからは潜在意識を変える方法を
いくつかお伝えしていきます。
以下は、潜在意識の変革に向けたいくつかの手法を、
科学的根拠や心理学的理論に基づいて再構築した内容です。
これらの方法は、スピリチュアルなアプローチから実証的な心理学的手法に至るまで多岐にわたりますが、どれも実践しやすく、個々のニーズに応じて試す価値があります。
具体的なポイントについては文末に記述しています。
3-1.感謝の実践
「感謝」を意識的に表現することは、ポジティブ心理学においても重要な要素として認識されています。
研究によると、感謝を日常的に表現することは幸福感を高め、ストレスレベルを低下させることが示されています。
日々「ありがとう」と口に出すことで、この言葉の持つ力を活用し、潜在意識をより肯定的に形成していくことが可能です。
3-2.ポジティブな視点の養成
困難な状況でもポジティブな側面を見出す能力は、認知的再構成の一形態であり、
認知行動療法の核心的要素です。
例えば、友人との約束がキャンセルになった場合に「自分だけの時間を楽しめる」と捉え直すことで、ネガティブな出来事をポジティブな体験に変換することができます。
このように視点を変える訓練を積むことで、
潜在意識を肯定的な方向へ導くことができます。
ですが、物事を肯定的に見ることが難しいと感じる方は、
心の中に傷を抱えたままの可能性があります。
無理にポジティブに捉えようとすると
心が苦しくなる場合があります。
もし、このことに該当する方は、
心の傷を癒すことを優先していくと
心理状態に変化が起こります。
3-3.ポジティブな環境の構築
心理学において、環境が思考や感情に与える影響は大きいとされています。
ポジティブな人々に囲まれ、前向きな言葉を使うこと、
希望に満ちた未来を想像することは、
潜在意識に肯定的な影響を及ぼし、現実世界において望ましい結果を引き寄せる可能性が高まります。
小さな成功を重ね、視点を変えていくことで、次第にポジティブな環境が形成され、
その結果、潜在意識に好循環が生まれます。
3-4.ネガティブな思考パターンの修正
人生で直面する不満や挫折は、しばしば長年にわたって
培われたネガティブな思考パターンや信念に根ざしています。
認知行動療法などの心理療法は、これらの根深い思考パターンを特定し、積極的に修正することを目指します。
専門のセラピストとのセッションや、自己啓発書籍を通じて
自己反省を深めることで、潜在意識の書き換えが可能になり、
人生の質を大きく向上させることができます。
いかがだったでしょうか?
何かが上手くいかなかったり、ネガティブな思考が現実社会に
強く影響する場合は、過去の積み重ねで作られてきた
潜在意識が大きく関係しています。
自分の潜在意識を知ることや、少し視点や考え方を変えることで良い状態へ向かうのは難しいことばかりではありません。
ぜひ潜在意識を上手に活用してご自身の人生にお役立てください。
記事の著者 清瀬淳
メンタルコーチ、パーソナルトレーナー、
オンラインビジネスコンサルタント(動画広告、LP制作)
ダイレクトレスポンスマーケター
心理学、脳科学、生理学を深く学び
独自のメソッドを開発。
10代に清瀬を悩ませた精神疾患、
さらにベーチェット病という
難病にもかかるが克服。
そうした困難を乗り越えた経験を元に
セルフコーチングメソッドを開発。
現代社会で生きる人々が自分らしく生きるための
心と身体とビジネスの知恵と方法を伝えている。
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